
空港アナウンス
11:50発予定の成田空港行き412便は、予定より9時間30分遅れの21:20発予定です。
普段そこまで飛行機を利用する機会がない私は、初めて飛行機で大幅に遅延するという経験をしました。
そして私は決心しました。

らっかー
今後LCC(格安航空)は極力利用しないようにしよう。
今回は、私が経験した遅延の状況や、その他LCCのデメリット等をまとめていきたいと思います。
LCCは有事の対応が弱い
今回利用したのは最大手LCCであるジェットスターです。
旅行帰りで香川県の高松空港から成田空港へ帰ろうとしている時でした。
悪天候と機材繰りでの大幅な遅延
空港で搭乗手続きを行う際に、

空港スタッフ
出発時刻は2時間以上の遅れを見込んでいます。
と告げられました。

らっかー
時間に余裕もあるし、2時間くらいなら、、
待っていましたが、2時間経っても変更時間のアナウンスはなく、
出発予定時刻より3時間ほど経過したのちに、

空港アナウンス
成田空港着の412便は悪天候と機材繰りの影響で20:30発の予定です。更に遅れる可能性もございます。
とのこと。
その日は関東で濃霧が発生しているという話は聞いていましたが、機材繰りという理由は初めて聞いたので調べてみると、
航空会社事由による遅延として多いのが、この機材繰りです。機材繰りとはわかりやすくいと、“使用する機材の到着遅れによる遅延“です。
基本的に飛行機とは、1日に成田→上海→成田など、
複数の便をを1つの飛行機で運航するようになっています。
ですので、成田から上海に到着したら、2時間後にまた成田に向けて出発、
というのが飛行機の1日の基本的な流れになります。
この際に、到着から出発までの間隔が短いと、その便の到着が遅れた際に、
次の便の出発時間にも影響をすることになります。
大手航空会社だと代わりの飛行機を用意することもありますが、
たいていの場合は到着便を待つことになります。
これか機材繰りに遅延の詳細になります。
引用:https://travel-west.net/travelinfo/flight-cancellation-delay/
という情報が見つかりました。
その日の空港の発着情報は以下の通りです。

ANAやJALといった大手は多くても30分程度の遅延に対し、Jetstarは8時間以上の遅れ。
ちなみに、国内の航空会社別の保有機材数は以下の通り。
国内の航空会社別保有機材数
- ANA:225機
- JAL:171機
- スカイマーク:29機
- ジェットスター:25機
ANAやJALと比べると、ジェットスターは圧倒的に保有機数が少ないです。
保有機数が少ないと、その分機材繰りで遅延や欠航が発生する可能性が高くなります。
今回、ANAやJALと大幅な時間の差が発生したのは、保有機数の違いが大きく影響したと思われます。

らっかー
ANAやJALのお客さんがスイスイ飛び立っていく中、待たされるJetster組は辛かった。。
ジェットスターの対応の遅さ
今回のジェットスターの対応で気になった点は、情報提供の遅さです。
ジェットスター側も対応に追われ、中々時間が決まらなかったのだと思いますが、2時間以上の遅延という情報が急遽8時間遅れと言われてもこちらで対応するのは難しい。。
もう少し早い段階でのお知らせや、小まめな情報提供がないと乗客としても不安が募る一方でした。
大手の場合は、遅延状況によって宿泊先の手配等をしてくれる場合があります。
今回お詫びとして空港内で利用できる700円分のお食事券を頂きました。
本来遅延での補償等はないので、もらえるだけありがたいのですが、空港で700円はなかなか厳しい、、!
今回利用した高松空港では、自慢のうどん以外のご飯は基本800円を超えており、(お子さまランチで700円ギリギリ)せめて空港内の食事なら、ある程度自由に選べる額を頂きたかったというのが本心です。

らっかー
結局、昼にも食べたうどんを夜に食べました。
その他にもあるLCCのデメリット
今回LCCを利用してみて、遅延や欠航が比較的多いというデメリットを感じましたが、その他のデメリットもまとめてみました。
機内サービスが有料
デフォルトではオプションは全くと言って良いほどないので、必要であれば予約時や当日に購入する必要があります。
便数が少ない
先ほどの機材繰りと同じ理由で、そもそも機数が少ないので大手と比べて便数は圧倒的に少ないです。そのため時間の都合上で利用できないという場合もあると思います。
預け荷物が有料
場合によっては、含まれているものありますが、基本的に別料金が必要です。持ち込みが必要な場合は当日依頼すると高額になる可能性があるため、注意しましょう。
欠航時の保証がない
ジェットスター以外のLCCでは欠航時における、他社便への振替やホテル・食事の負担は殆どありません。
座席間隔が狭い
LCCでは、1機材でより多くの乗客を運べるよう、座席間隔を大手航空会社よりも狭くしています。そのため、長時間のフライトでは身体への負担がより大きいです。
空港内でのカウンターが少なく、端に追いやられていることが多い
空港ターミナルの中央など、利用しやすい場所は大手航空会社のカウンターが占めていることが多く、カウンター数や人員も節約されています。その為、搭乗の手続きに時間がかかる場合もあります。
もちろんあるLCCのメリット
もちろんLCC特有のメリットもあります。
運賃が安い
名前の通り、運賃の安さは圧倒的です。基本価格が大手より2〜5割ほど安いだけでなく、電車並みの料金で乗れる格安セールが行われていることもあります。
フライト便名やスケジュールが購入時にわかる
大手航空会社と異なり、購入時にフライトの便名やスケジュールを把握することができます。旅行等の計画を立てる際にも利用しやすいメリットはあります。
滞在日数の制限がない
片道ベースの料金計算のため、滞在最低日数等の制限がない場合が多いです。そのため、比較的自由なスケジュールを立てることが可能です。
まとめ
LCCは名前の通り、非常に料金が安い点が魅力ですが、安さにはやはり理由があります。
特に遅延や欠航があると、その後のスケジュールに大幅な変更が発生し、宿泊費等の別料金が必要な場合も出てくるでしょう。
もちろん大手航空会社でも遅延や欠航が発生する可能性もありますが、発生確率で見るとLCCの方が高いです。
今後LCCを利用する際は、料金を優先するのか、フライトのスケジュールを優先するのかを考慮した上で利用すると、より快適な空の旅を楽しめるのではないのでしょうか。