怪しげな雑居ビルでのありがたいお話
店を出て5分もせず、Aさんの目的地に到着した模様でした。
お昼のランチのお店は、駅とこのビルとを繋ぐ直線上にあったから選ばれた んだなと思ったことを覚えています。
連れて行かれた場所は都内にしては人通りがそこまで多くない通りに面している雑居ビル。
入っているテナントは聞いたことがない会社ばかりでした。
昼間なのに薄暗い雑居ビルを階段で3階まで登り、扉の前へ
A「じゃあ、入ろうか!」
扉が開き、私の目の前に現れたのは、色とりどりの髪色をした20代くらいの若者たちでした。
広さは学校の教室より少し広いくらいで、いくつかパーテーションがあり、全体を見渡せる感じではありませんでした。
ところどころに机や椅子が設置されており、その辺りを中心に10代後半〜20代くらいの人がかなりの密度で集まっていました。少し異様な光景です。
扉を開けた瞬間は注目されましたが、すぐにみんなの視線は手元にあるスマホに目線が戻りました。
Aさんを見ても、特に声をかけてくる人もいなかったので、その場に居る人達の交流はそこまで深くないんだなと感じました。
人の間を通りながら奥まで歩き、パーテーションに区切られた5畳くらいの空間に連れて来られます。
その空間には椅子が9つと丸テーブル、目の前にはホワイトボードがあり、既に6人分の椅子は埋まっている状況でした。

私とAさんが座り8名、後一つは説明者用だろうと想像ができました。
特に会話もなく、数分の間スマホを見ながら待ちます。
余談ですが、そのフロア内にルブタンの靴を履いている人が3名ほど居ました。
ルブタンをそこまでまとまって見たことが無かったのですが、そういうものが好きな人達の集まりなのかなと思いました。
そして14時過ぎごろ、またもやルブタンを履いた20代後半〜30代前半くらいの体育会系の男の人 が入ってきました。
身につけている装飾がいかにもって感じです。
以下Bとします。
B「俺だけ前で立たされるの嫌だから一緒に座って話そうか!」
Bと既に座っていた8名は丸テーブルを囲むように座りなおします。
B「じゃあまず、紹介からしてもらおうかな。」
そう言われると一番奥に座っていた女性が横の男性を紹介し始めました。
とある女性「◯◯君です。23の年です。〇〇系のお仕事してます。」
同じ要領で横の人を紹介するという作業が4回行われました。
ここで一つ分かった事があります。
私を含むB以外の8名は既に入会済みの勧誘者と勧誘された人のペア4組で構成されている ということです。
またこれは後で分かったことですが、FLMでは20歳の人や学生は入会できないようです。
その為確認のように、連れてきた人の年齢と職業を紹介してい たようでした。
私がAさんと最初にしたやりとり(赤字にしていた部分)で、「こいつは勧誘しても大丈夫なのか」ということ把握されていたんですね。
紹介が終わると、いよいよBのお話が始まります。
Bは手に持っていたiPadを使い説明を始めました。
説明は途中休憩を挟み、1時間ほどだったと思います。
以下、説明を要約したものです。
話の要約
- Bは元教師
- 給料に満足できない日々を送っている最中にFLMに出会った
- 今は基本スマホで作業するか、今日のような講演をするだけで、
出勤も退勤も自由。給料や教師時代よりも高い - FLMはマルタ島という実在の島にある会社
- スマホアプリ(ゲーム)
でオンラインカジノが出来るサービスを広めて欲しい - 今、通勤電車等見るとスマホを触っている人がほとんど。
その人がやっているゲームがこのカジノゲームに変われば自分たち にもどんどんお金が入る。 - カジノ法案が成立されたばかりの今だからこそ狙い目
- 時代の波に乗り遅れないために、今行動することが大事
ちなみに資料の内容を見たい方はこちらのサイトで掲載されています。
時折参加者に問いかけをし、プレゼンとしては非常にうまいな感心してしまいました。
カジノ法案が成立したから、日本にもどんどんカジノの流れが入り込んでくるという理論は確かにと思う部分もありました。
また、おそらくこの話を聞くのが初めてではない、勧誘側が熱心にメモを取っている姿もとても印象に残りました。
肝心のお金に絡んでくる話は以下の通りです。
お金に絡む話
- このサービスを広めるために、約20万円でオンライン上の代理店を持つ必要がある
- 2人勧誘することで、約1万円の収入
- 支払いは分割で可能(Bも分割で支払い、
数ヶ月で完済したとのこと) - 紹介した人が別の人を紹介すれば自分にも報酬が入る(ティア制度)
- 自分自身がアプリを通して、オンラインカジノやるのも問題ない。(
数分で数百万勝ってる主婦もいた)
注意
ちなみにオンラインカジノはグレーゾーンのようです。
何度も言いますが、話し方や巻き込み方が本当にうまく、その場にいる勧誘された4名はやる気に溢れたような表情をしていた と思います。
ここでBのお話は終わり、Bは退席。
残された8名(勧誘側と勧誘された側2名x4ペア)はそれぞれ別の小規模なブースへ移動 となりました。
そこで少しの間待機。
待っている最中に壁に貼ってある「マカオ旅行に無料招待」というポスターに目がいきました。
緊張しながら待つこと2,3分。
私より少し年上くらいの女性が入ってきました。
以下Cさんとします。
A「この人は〇〇さんって言って、私の先輩なの。こっちは〇〇君です。」
C「どうもCです。」
ら「どうも、らっかーです。」
お互いにAさんに紹介され、簡単な挨拶を交わします。
そして、2,3のやりとりをした後にCから一言。
C「クレジットカードのキャッシング枠っていくら残ってる?」
キャッシング枠?!
どうやら、20万円の入会費を払えないという言い訳をさせないよう、キャッシング枠を確認 しているようでした。
一応確認してみますが、キャッシング使ったことがないので、20万円以上残っていました。
ら「一応20万円残ってます…」
C「それなら大丈夫だね!AちゃんLINE送ってあげて!」
そう言われたAさんが私に1件のメッセージを送信しました。
それはFLMへの入会用フォームへのリンクでした。
名前や住所など個人情報の盛り合わせです。
2人に挟まれ、入力せざるを得ないような状況になっています。。